治療体験記 vol.12
『本物の力!』
酒井先生に初めてお会いしたのは今から4ヶ月ほど前になります。趣味で続けているボーリングでいつもお世話になっている方から紹介していただきました。
学生の頃から首になんともいえない違和感があり、これまでいくつかの整骨院やカイロプラクティックで診てもらっていたのですが、一時的な症状の緩和はみられるものの、根本的に治るという感じではありませんでした。
何が原因でこのような状況になったのかはっきりしたことはわかりませんが、おそらく今まで生きてきた中でのいろいろなこと(食生活、生活リズムの乱れ、姿勢の悪さなど)の積み重ねだと思います。
整骨院などで診てもらったときは、治療する際に必ずといってよいほど痛みが伴っていました。先ほども少し書きましように、自分が体のケアを怠り、常に楽をしようと生きてきた積み重ね、それが今となってこういった形で現れてきたんだとわかっていたので、治療=痛いもの。ということは自分にとって納得のいくものでした。
これは自分にとってある種の「常識」みたいになっていたのですが、酒井先生に出会ってからは、その「常識」がコロッと覆されました(笑)。
日本には昔から「手当て」という言葉がありますが、酒井先生の治療を初めて受けたときに思い浮かんだのがこの「手当て」という言葉だったんです。
辞書には単に(手のひらを当てるだけで体の不調を治そうとする試み)と書かれています。例えば打ち身などをして痛みがあると、無意識のうちに手で押さえたりしますが、これは手を当てることで、少しでも症状を緩和しようとする人間が本能的に持っているものなんだと思います。
とてもあたたかく、体に触れられただけでなぜかホッとする先生の手・・・これこそが本当の意味での「手当て」なんだなって実感しました。あの感覚は治療を受けた方にしかわからないでしょうね。
そしておかげさまで長年、本当に苦になっていた首の痛みと手首の腱鞘炎は最近すっかり良くなりました。いつも治療院を出るときには、身も心もリラックスして気持ちよく帰れます。
しかし、それと同時に自分に甘えていたことも反省させられます。先生がしてくださっていることは、確かに治療なのですが、あくまで良くなっていくための手助けだと捉えるようにしています。大事なのは日ごろからのセルフケア、それは間違いないと思います。そうしなければ、きっと先生にもっと甘えることになってしまうでしょうから・・・。
最後になりましたが、酒井先生、恵比木先生にはいつもお世話になりっぱなしで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも何かとご迷惑をおかけすることになると思いますが、どうかあたたかい目で見守ってください。よろしくお願いします。