スポーツ選手が一番力を発揮するには No2
当院では、大会の前には心のメンタルトレーニングを行っております。
心の中ですでに勝つ状態をつくりあげてしまうのです。
まず呼吸法で心を『無』の状態にして、患者さんには、『大会で活躍、勝利している自分の姿』を心の中に思い描いてもらいます。そして、患者さんの頭のてっぺんから全身にエネルギーが通るように治療を行い、患者さんの前頭部のところでそのイメージをキャッチして、自律神経の命令をコントロールしていきます。
これは【自律神経訓練法】と言いまして、医学のなかにもある考え方です。
自律神経の命令を一度リセットして、良い状態のイメージにインプットすることにより、体が自然と良い状態のまま試合に臨める!!体がよいイメージで動くようになるという治療法なのです。
このメンタル面のトレーニングはスポーツ選手にとってものすごく大事になります。これで大きく結果は変わります。
日本の選手は、このメンタルトレーニングの面をもっと強化していくべきであり、これをすることにより、自分の力が最大限発揮できるようになり、自己ベストや良い結果が出やすくなります。
どんなスポーツでもそうですが、よくテニスの世界でも、柔道の世界でも最後は『メンタル面の強化が絶対必要』と言われていますよね。
この訓練を同時に行っている選手とそうでない選手は、いずれ、ものすごい差が現れてくると思います。
私も3歳から大学4年生まで20年間ずっと好きな柔道をしておりました。
柔道は身体を鍛えるだけではなく、「心・技・体」をモットーに、常に相手と切磋琢磨しながらじつは自分自身を鍛え磨いていく競技だと感じました。
これは今現在も私の中に生きている精神でもあります。
ブラジルのリオオリンピック柔道の男子73キロ級で見事金メダルに輝いた大野選手が言っておりました。
「体格的に不利な日本人が、外国人選手に打ち勝っていくためには、常日頃から『心・技・体』のすべてで上回ってしまう練習をしていくことです。そうすれば、必ず勝てる!日本のお家芸でもある素晴らしい柔道、美しい柔道、強い柔道が出来る!!」と。その通りだと思いました。
スポーツ選手には、少しでも良い状態で試合に臨んでいただき、自分のベストを尽くしてもらいたいと思っております。
ぜひ目標に向かって一緒にがんばってまいりましょう!!