心身の疲れと治療
『心身の疲れ・病には副腎治療と対策が必要』
― 容量オーバーによるバ ーンアウトを防ぐ ―
「副腎機能低下=機能性低血糖症」は次のような症状が現れてきます。
- @ まず命に一番関係のない「思考回路」の低下。
- A 「やる気、根気、集中力」の低下。
- B イライラし怒りやすくなります。
- C 姿勢を支える筋肉(脊柱起立筋)の持続性が落ちる為、家に帰ると直ぐに横になりたくなります。(猫背になりやすい)
- D 疲労感が残ります。
- E 夜が眠れなくなり、「昼夜逆転の生活」が続きます。
- F 昼間外に出ると、「眩しく」感じます。
- G トイレが近くなります。
- H 下半身(大腿神経の低下)にだるさを感じます。
- I 皮膚にかゆみを感じてきます。
- J コーヒーや甘いものが異常に欲しくなります。
- K 生理周期が乱れ、更年期症状に入りやすくなってきます。
- L 「起立性貧血」が起きる事があります
前述のような症状のうち、7つ以上当てはまる方は、副腎機能低下症の可能性があります。
この場合、早い段階で当院の治療を受けていただき、「正常」(検査スティック4本)のところまで戻していく事が何より早道だと思います。
※筋力検査を用いてテストをしますと、正常な方と異常を起こしている方の違いがはっきり分かります。
【副腎機能低下を実証するハムスト筋の筋力テスト】
・下向きで、太ももの裏の筋肉(ハムストリング筋)の筋の持続性を測る筋力テストをすると、正常な方は、20回も30回も普通に筋力が落ちずに維持されます。
しかし、副腎機能低下がある方は5、6回でスト−ンと筋力が落ちてしまい検査が出来なくなってしまうのです。
これは、筋肉の中のATPの量を診るテストです。無限に供給できる状態か、限られているかの差になります。スポーツをされておられる方は特に、このATPが供給されているか否かで結果が大きく変わってきます。

≪正常≫20〜30回

≪異常≫5〜6回
◎また、治療の他にご自身で心掛けて頂きたい事として
- @ 良質な「睡眠」を心掛けること。
- A「ビタミンC」(果物、野菜、100%ジュース、サプリの場合は「加糖」と掲載されていないもの)などバランスよく採る
- B コーヒーは控えめに、紅茶は◎コーヒーのカフェイン⇒「副腎」紅茶のカフェイン⇒「腎臓」に作用します。
◎こころの負担を軽くする方法として
「キャパ越え」「バーンアウト」が発生するところは、 客観的かつ冷静に自分自身の仕事や学校、勉強等の在り方を見つめ直す必要があります。そして現在より少し身軽にする必要があります。その中で、ご家族と本人が話し合って立てられる対策を一つずつ立て、次へ の準備をしていくことが大事です。
また、自分の中で「完璧主義的な部分がありましたら捨てること」も大事になってきます。「必ず完璧にやらなければいけない」と思い過ぎていると、「キャパ越え」をして、その重みで潰れてしまうことがあるからです。どの程度で潰れてしまうかは個人差が大きいですが、問題が深刻化し症状が悪化する前に対策を講じ改善することが大事です。
患者様と治療家が同じ方向を向いて治療を行っていく事で、少しずつでも前進していくものだと思っております。
共に頑張ってまいりましょう。