ムチウチ症状は早期の治療が大事
「ムチウチ症」は、じつは正式な傷病名ではなく、整形等では「頸部捻挫」、「頸部挫傷」という傷病名に診断されることが多いと思います。
多くの場合、「レントゲン」上は異常が見られないのですが、首の後ろや肩にかけて痛みや違和感がみられたりするケースが圧倒的に多くあります。
これは頚椎の周りの筋肉や靭帯、軟部組織の損傷で、ムチウチ症状の70〜80%を占めていると言われています。
この場合、病院等で毎日牽引しても低周波をかけても、なかなか良くならずに当院に来られるケースが大変多いように思います。
ムチウチ症状の場合、最初のレントゲン等で異常が見られなかったら、出来れば早めに当院にて治療をはじめ、短期集中して治していくとより効果的かと思います。
一般的にムチウチの場合、3カ月くらいという目安がありますが、まずしっかりカイロの治療をして、『クラニアルテクニック』(後頭骨のテクニック)を中心に、後頭部の中心線を整えながら、血液、リンパの流れもよくしていき、ムチウチで固まってしまった軟部組織等を改善していくことにより、早い方の場合、5〜6回治療しただけで圧倒的に早い改善がみられることもよくあります。
症状が少し安定してからも2〜3回念のため、治療しておくと寒くなってきたときや季節の変わり目によく出やすいとも言われておりますが、完全に防ぐことが出来るようになります。
ムチウチの場合、早めにカイロの治療をしていくことをお薦めいたします。