ばね指の治療と治し方!
ばね指は弾指(だんぱつし)とも呼ばれ、通常、指を曲げて伸ばすときに「カクン」と音がなって伸びにくい状態のことを言います。
ばね指の痛みの原因は、指の腱の腱鞘(けんしょう)の部分に負担がかかりすぎて炎症が起きてしまい、その結果起こるといわれています。
簡単にいえば、腱は骨と筋肉組織をつなぎ関節を構成しております。
そして腱鞘とは、腱が通る筒状のサヤのようなもので、指を曲げたり伸ばしたりするときに、腱はこのサヤの中をスライドする形になります。
しかし、炎症が起きその部分に「結節」のようなものができてしまうと、引っかかって痛みが生じてしまうのです。
ばね指は「中高年」の女性に多く、女性ホルモン(エストロゲン)の低下や「妊娠初期」や「産後」などの大きくホルモンバランスの変化が見られるときなどにも起きるケースがよくあるとも言われております。
1. 症初期状:指を動かすときに痛みを発症しますが、まだ日常生活ではそんなに支障をきたさないレベルです。
2. 中期症状:曲げた指が戻りづらい、指の曲げ伸ばしが困難、痛みが強い段階で、日常生活にも支障をきたすレベルになってきます。
3. 末期症状:指の曲げ伸ばしが全く出来ない、無理に動かすと激痛が走る状態、これは当然日常生活にかなり影響が出てしまうレベルです。
1、2段階までのレベルなら、治療の範囲で改善できる可能性はあります。もし指に違和感を感じたら、できれば早い段階でカイロの治療を受けて炎症を抑え、治していくことが何よりも大切かと思います。
あまり痛みを感じるようなときは、『テーピングで指を固定』したり、『一時的に氷水などで冷やす』などの応急処置をこまめにしてあげるのもよいと思います。
ばね指の基本は毎日のお風呂上がりのときなどに、痛みを出している指を根元から先端にかけて指全体にマッサージをしてあげるとよいと思います。
これを側面もやり、そして手のひらの部分も引っかかりがとれるようにという気持ちで軽くマッサージしてあげるとよい場合があります。
少し根気のいる作業ですが、完治にむけ治療とともに一緒にがんばっていきましょう。