カイロプラクティックさかいニュース
【2020年東京オリンピック競技大会】
― 人間の心の強さと優しさが世界を一つにする ―
2020年東京オリンピック競技大会が閉会されました。日本は【金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個】を獲得し金メダル数ではアメリカ、中国に続いて世界第3位となり、メダル総獲得数においても58個という過去最多記録を更新する素晴らしい結果となりました。
オリンピックを観戦していて、柔道競技の活躍がまず目を見張りました。初日から7階級のうち、男子が5階級、女子が4階級の併せて9個の金メダルを連日獲得する活躍で、日本全体に勢いがついたように感じました。
柔道競技では聖地とされている『日本武道館』でのオリンピックということで、日本選手団は相当気合が入っていたと思います。
その中で私が注目していたのは、史上初の兄妹同日金メダルを獲得した女子52キロ級の阿部詩選手と、66キロ級の阿部一二三選手。そして、五輪二連覇を掲げ目標達成した73キロ級の大野将平選手でした。
二連覇の大野将平選手からは、試合を観ていても『心・技・体』の「心」の充実した部分を非常に感じた試合内容だったと思います。直後のインタビューでも「この試合を通して皆様の心が動いてくれる瞬間があれば嬉しく思います」と、競技を超えてのコメントからも人間としての奥深さが伝わってきました。
その他にも、地元滋賀県彦根市出身の競泳競技400m・200m個人メドレーで史上初の女子二冠を達成した大橋悠依選手、女子ソフトボール、野球、サッカー、女子バスケットボール、フェンシング、スケートボードそして史上初の卓球混合ダブルス金メダルに輝いた水谷隼選手、伊藤美誠選手など本当に多くの日本人選手たちの活躍が光りました。
私は今回のオリンピックを観戦していて感じたことがあります。全世界がコロナ禍で困っている時に、ただ強い、弱いだけを競うのではなく、それを超えた『人間としての心の強さと優しさがスポーツを通して世界を一つにしていく』ことこそ今一番大事なのだという事です。
負けた選手が相手を称え、共に感謝して健闘を称え合う、これが本来のオリンピックの精神であり、人間の本来のあるべき姿だと思います。
私も治療家として少しでも皆様の健康生活のお役に立てますよう一生懸命努力精進してまいります。