カイロプラクティックさかいニュース
『楽天・岩見雅紀選手の軌跡』
〜 身体のメンテナンスの大切さ 〜
昨年末に行われたプロ野球ドラフト会議で『楽天』に2位指名を受けた、 岩見雅紀外選手(慶応大卒)は、じつは小学校4年生のころから慶応大学時代までずっと当院にて身体のメンテナンスを続けてこられた患者様のお一人です。
当院までは1時間くらいはかかると思いますが、彼はご両親と一緒に、ずっと良い時も悪い時も足首や肘や腰、体全体の疲労回復も含めて来院されておりました。
私は幼い頃より岩見選手を診てきて感じたことは、彼自身の野球にかける思いと気さくな人柄です。
そして今風で言えば、「彼はもっている」方だなという思いもいたしました。
それは・・
@ 素晴らしい方とのご縁です。
当院には様々な分野でご活躍されておられる方が全国から大勢来院されております。その中で、岩見選手とご家族様が来院されていた同じ時間帯に、当時甲子園にも出ていた彦根東高校の野球部の監督とその次男の方(当時甲子園で投手として活躍、その後、慶応大に進学)が来院されていた事がありました。
『こんな偶然はない!』と私自身感じ、お互いのご家族をお引き合わせし「ご紹介」させていただきました。
それ以来、慶応大学のよき先輩、後輩として今現在も尊敬しあう仲だそうです。
A 彼の体格(187cm、107`)です。
岩見選手のお母様は、もともと保育士さんで、さらにご自身で栄養学の勉強もかなりされておられました。
当院のオフィスニュースを通してお知らせしておりました「乳製品は小学校低学年まではラクタ―ゼ(乳糖を消化する酵素)があるので良いのですが、それ以降大人になるにつれ無くなるので、今の栄養過多の時代にあえて牛乳を摂らなくてもよい!」ということもすでにご存知でした。
ですので実際に、岩見選手は小4あたりからはほとんど乳製品も摂取しておらずとも、小学校時代は特大のおにぎり5個と和食を中心にしたおかずを盛りだくさん食べて見ての通り立派に成長して育っているという点です。
B 身体の調子が良い時も悪い時も当院にて治療をしていたということです。
多くの場合、身体の調子が悪い時に治療するのは当たり前ですが、彼の場合、『カイロの治療を通して、病気やケガは未然に自分自身で防いでいくもの』という考え方が根本にあったようです。
この様ないきさつを通して、慶応大学時代には4番を打ち、昨年の東京六大学野球で5試合連続ホームランという新記録、大学通算本塁打記録では、高橋由伸現巨人監督、あの田淵幸一氏に続く歴代第3位、昨年のユニバーシアード国際大会では主軸を打ち優勝に貢献するという数々の大記録を打ち立ててきたのです。
そして偶然ですが、先日あるテレビ番組で岩見選手のことを、「和製 大砲として今後の活躍を非常に楽しみにしている!」と解説していた中日ドラゴンズ時代と楽天時代にホームラン王に2度輝いている 山崎武司元内野手(写真上解説者)は、私の同じ中学の先輩でもあり、中日時代には私たちの柔道の試合を観に来ていただいたこともあるほどの仲なのです。
今回、私自身もアメリカン・ドリームのような岩見選手の軌跡を通して、本人、ご家族の努力も一番大切だと思いますが「人生、素晴らしい方と出会っていく、縁によってさらに人生が好転していく」という印象を強く受けました。
プロ野球人生としてはこれからがスタートで、本当に勝負の連続になっていくかと思いますが、持ち前のひたむきな努力と強い気持ちで「夢の続き」を刻んでいただけたらと皆で応援いたしております。
私たちも患者様との大切な出会いや縁を通して、少しでも皆様のお力になれますよう努力していきたいと思っております。
また、花開く前のスポーツ選手においても身体と心のケアを通し、さらに本人が本来持っておられる以上の力が最大限発揮していけますよう、これからも治療家として一生懸命サポートしていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。