カイロプラクティックさかいニュース
『開院15周年を迎えて』
カイロプラクティックとは、130年以上の歴史を持つ極めて優れた代替医療の一つなのです。
ギリシャ語のChiro(手)とPrakticos(技術)を組み合わせてつくられた造語で、1895年にアメリカのD.D.パーマーによって確立された医療です。カイロプラクティックの特徴として、西洋医学と東洋医学の両方の考え方がとりいれられており、まさに現代の時代には一番必要な医療といえるかもしれません。
発祥の地であるアメリカをはじめイギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国など、世界の多くの国では、国家資格として法制度が整っており、WHO(世界保健機関)によっても代替医療として認可され、資格を取得すると、D.C.(ドクターオブカイロ)と呼ばれ、MRIや診断権など医師と同じように与えられております。現在、ブラジルでリオオリンピックが開催されておりますが、まさにアメリカをはじめ多くの国では、選手のセコンドにカイロプラクティックの先生方が専属として着いており、即効性のある治療法で選手のケアを行って快適に競技が行えるように活躍していると聞いております。
日本では、1997年カイロの世界大会がTOKYOで開催されたときに、当時私は世界大会の役員として携わっており実際に肌で感じ実感したことがありました。世界各国の代表のD.C.がそれぞれのお立場で、当時最先端の考え方や技術を発表していたのですが、私が卒業した日本カイロプラクティックアカデミー(6年制・大阪)の教育の内容が素晴らしかったおかげで、全ての講義の内容を理解することが出来、さらに言えば、アカデミーで習得していた内容が、世界大会で発表されている内容を超えていたようにも感じました。
この時点で、当時、私の心に強烈に残ったのは、日本で教えている内容は、世界で発表されている内容を超えている!ということでした。日本で唯一講義されたのは、アカデミーの学長の角野善則D.C.でした。のちに私は、その学長からの熱い想いと、6年間アシスタントをさせていただいていたアカデミーの理事長の熱い気持ちに応えて、アカデミーでメインの講師をすることになり、日本全国から集まってくる先生方がそれぞれの地域に帰ってご活躍していけるようにと、毎月私なりに一生懸命工夫して講義をしていました。この経験が私にとっては、すごく大きな自信につながったと確信しております。世界大会後、日本は法制化がじつは決定しておりました。しかし、何らかの圧力がかかり、しばらくして全て白紙に戻されました。私は、日本の将来と未来の患者様のためにも、ぜひもう一度、法制化に向けて一歩ずつがんばっていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。