カイロプラクティックさかいニュース
『基礎代謝をあげる方法』
― 肝臓の働きが重要 ―
「朝起きても疲れがとれない!」「なんとなく体がだるい!」という経験をしたことはありませんでしょうか?一般的に35歳を越してくると、基礎代謝は徐々に落ち始めると言われています。では、どうすればよいでしょうか?基礎代謝とは、簡単に言いますと、人間が生きていくうえで必要な呼吸をしたり、体温調節をしたり、内臓を働かせたりする役目をやってくれることであり、ここがしっかりしていると寝ていても脂肪を燃焼してくれるため、女性にはうれしいダイエット効果にもつながると言われています。
ちなみに基礎代謝の内訳は、肝臓と筋肉で身体全体の50パーセント(肝臓:30%、筋肉:20%)の役割を占めているといわれております。では、肝臓の機能を高めていくにはどうすればより効果的でしょうか?
まず、食事で心掛けるポイントは、
- ①アルコールを飲み過ぎない
- ②規則正しい生活(1日3食)を心掛ける
- ③果物や野菜、海藻類などをしっかり摂る
- ④たんぱく質もバランスよく食べる
- ⑤お菓子類を食べ過ぎないことなどです
そのほか、適度な運動と睡眠も大事です。
ここに、カイロプラクティックの治療をしていくと非常に効果的かと思います。
最近来られた患者さんで、たまたま以前から肝臓の数値でひっかかって、病院に通っておられる方がおられました。その方は、そのことを私には言わずに、股関節の治療として来院されていました。股関節は数回治療してかなりよくなられ、本当に喜んで下さいました。でも、それよりももっと喜んでいただいたことがありました。それは、股関節にも少しだけ影響を与えてしまう可能性のある肝臓の代謝をあげる治療を同時にしておりました。そして、よくなられた後も当院で身体全体のメンテナンスを兼ねて治療をおこなっていった結果、1カ月後の病院の検査結果がすべて改善されたそうです。
- 肝臓
- 中性脂肪 141→71mg/mg
悪玉コレステロール 115→102mg/dl - 腎臓
- 尿素窒素 18.4→12.6mg/dl
クレアチニン 0.72→0.65mg/dl
これはご本人の努力と治療の結果だと思います。肝臓の場合、お酒を飲まない方でも、夜寝る前の暴飲暴食とか、極度の疲労の蓄積により、働きが落ち始めてしまうことも考えられます。
ポイントは、生活習慣など改善できる部分は努力していただいて、カイロプラクティックの治療も同時にしていくとより良いと思います。肝臓の場合、病気の段階に入る前に防いで良い状態にしていくことが、なによりも大事になります。寝ても寝ても疲れがとれないなどの症状がでてきたら、早めにカイロプラクティックの治療をしていくことが大切だと思います。