カイロプラクティックさかいニュース
『心の免疫力UPを目指して!』
私は体だけではなく、心にも免疫力をつけて人生を乗り切っていくことが今の時代は非常に大事なことではないかと思います。私の治療院には本当にさまざまなストレスを抱え、それがあきらかに原因となり、症状を引き起こしているなと感じられる方もたくさんおられます。
今現在の医学では、心と体を切り離して、どちらかというと体のみにスポットライトを当てて研究して出来あがってきた学問が今の現代医学に当たると思います。ところが、当然ながら人間には心と体の両方があります。心が病んでも体の方に影響が出始めてしまいます。その逆に、長年体が病んでしまっていても、それが病苦になってきますと、当然、心の方にも影響が出始めてしまいます。一概にストレスと言っても、その定義は幅広く、またストレスのない人も誰もいないと思います。そこで、私は人生を長距離ランナーにたとえ、視野を大きく広げてみていくモノの見方や考え方こそ、人生を上手に乗り切っていくためのコツであり、それがまさしく人生の醍醐味にもつながるのではないかと思います。
私の場合、今だから言えるのですが、大学生の頃に極度の副腎機能低下症と腰椎に2か所の椎間板ヘルニアがあり、本当に2年間くらい生活どころか、歩くのも困難な時期がじつはありました。副腎の機能を正常に戻すために、徹底して外食、お砂糖、調味料、インスタント食品やコーヒーを抜くなどした食事制限を行い、約半年間、毎日のように治療にも送ってもらい、通いました。その甲斐あって3カ月くらいした時期から、自分の力で起き上がれるようにまでなり、そこで「治る!」と確信したことを今でも覚えています。その頃の自分は、はじめはどん底でしたが、ある時点から、まず食べ物に対してやまた食事を作って下さっている方々、いちばん身近にいる家族に対して、『本当にありがたい!』という感謝の気持ちが日に日に芽生え始めました。そして、いつかこの時の経験や、自分自身の心で感じた事など全てが、『必ず人様のお役に立てる時期がくる!』と確信するようになりました。こうして今現在では、治療院に来院される患者さん方やオフィスニュース、また日本カイロプラクティックアカデミーなどで講師をすることで、少しでも皆様のお役に立つことができていると日々実感しております。
私自身では、この学生の時に「一度、死んだんだ!これから先は、この経験を生かして人様のお役に立てる人生にしていこう!!」と決意したことが今の医療の道に来た出発点になっています。なので、少々のことではへこたれません。たとえ、「カイロプラクティック」という医療が日本での法制化に向けて、数年前に本当は決まっていた話が1度失敗していたとしても、またいつか有志の先生方で力を合わせて頑張っていこう!という思いに変わりはありません。このように物事を少し大きい視野からみてみると、これは決してストレスではなく、ある意味、「目標」というか「チャレンジ精神」というようにプラスの心の捉え方をしているのです。人間は単に機械ではなく、心が入った生き物なので、自分自身の心の持ち方次第で、プラスにもマイナスにもなり、プラスに捉えた場合、これが生きがいにもなり、身体の健康法にもつながっていくと思います。